ユニークフェイス講演企画

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2010年8月18日水曜日

僕のお仕事

自分で作ったブログですが、読み返してみると、僕がどんな人間なのか、微妙に分からない。

やっぱり、もうちょっと自分らしさを出してもいいんじゃないか?と思った次第。

第一、僕がどんな人間なのか、分からないでここのページを見に来る人だって多いはず。
ならば、自分の身近な事を書いてみよう、と思ったのでした。

えー。とりあえずですね…。僕のお仕事について書いてみましょう。

障害者福祉施設の職員ってだけじゃあ、良く分かりませんよね。実際、障害者福祉施設といってもかなりの種類がありますから。

僕が今働いているのは、「知的障害」の方と、「知的・肢体不自由重複障害」の方が通っている施設です。

いわゆる「入所」施設ではなく、毎日日中だけ通う「通所」型施設になります。
僕が担当しているのは、「知的・肢体不自由重複障害」の方たちのグループです。

「知的・肢体不自由重複障害」って、聞いた事がある人の方が少ないですよね。
どのような方々かと言いますと、通常の知的障害に加えて、身体障害も併せ持っている方たちです。

普通の知的障害の人とは違って、手足はうまく動かないか、ほとんど動かせない。
言葉を話さない人がほとんどです(うちの施設では、です)。車椅子に乗っています。

病名(診断名)で言うと、脳性麻痺の人たちが多いです。

彼ら(彼女ら)は、知的障害があると言われていますが、実際に毎日顔を合わせて生活していると、そんな方々にもいろいろな感情や意志がある事が分かってきます。

つまり、言葉は話せないけれども、程度の差こそあれ、ある程度の物事は分かっているし、自分の意見もある、って事です。

たとえば、「おーう」としか言わない方がいたとします。

彼は、「おーう」を幾通りにも使います。声の大きさ、トーン、リズム、タイミング、微妙な語尾変化。
初めのうちは、何を言いたいのか、分かりません。
でも、何ヶ月か一緒にいると、だんだん分かってきます。何を言いたいのか分かってきます。
話しかけ方も工夫します。上手く「おーう」で答えられるように質問をする。

たとえば、お茶を飲みたいかを聞く事にします。

「お茶を飲みたい?」これでは上手くいかない事があります。飲みたい時も、飲みたくない時も「おーう」と言ってしまう可能性があるからです。上手く、「おーう」のニュアンスをつかめればいいのですが、なかなか難しい事です。ですから、

「お茶を飲む人!」
「お茶を飲まない人!」

と聞きます。どちらに「おーう」と言うかで返事をしてもらう訳です。
紛らわしくないように、一つ目の質問と、二つ目の質問の間には、十分な間を取ります。

一人ひとりの施設利用者さんに合わせて、その人が分かり易い方法でコミュニケーションを取る。それが僕の仕事です。

ずいぶんのんびりした仕事のように思えますね…。

実は、そんなにのんびりはしていません。
次回はそのへんについて書いてみます。