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2010年9月15日水曜日

遺伝について

ナカタニさんのブログで、血管腫の遺伝について情報がアップされました。
http://tomosannet.seesaa.net/article/162660964.html

スタージ・ウェーバー症候群では、非遺伝性だが、少数の家系に遺伝的素因が確認されている。ただし、いまだ結論を得るには至っていない。

単純性血管腫(PWS)についても、多くは散発的(遺伝ではない)だが、一部については家族性のものもみられる。

しかし、この情報の中で重要なのは、「単純性血管腫は遺伝でも起こりうる」という情報ではありません。

多くの単純性血管腫当事者が悩んでいる「遺伝」の問題というのは、自分の家族、家系(親族)に、一人も血管腫を持っている人がいないのに、自分(あるいは子ども)が血管腫を持っている。

という条件においての悩みである事が多数であると思います。

つまり、この条件下で考えると、やはり「単純性血管腫は遺伝しない」という結論に至るという事です。

先のナカタニさんが調べてきてくれた情報における、遺伝性の血管腫というのは、その家系に特有の物として血管腫が発生するという例です。

なので、まるで親族内に血管腫など見当たらない、という人は「遺伝の家系」ではないと考えられ、そうすると、血管腫を持った人はあくまでも「散発的」に血管腫を発症した、と考えられる。

「散発的」に血管腫を発症したという事は、遺伝しない可能性が高い。

そう考えられると思います。
ですから、これは僕の個人的な考えでありますが、「血管腫は遺伝するか?」という問いに対しては、やはり「遺伝しない」というのが答えです。

ですが、今後このような質問を受けた場合は、「家族(親族)内に血管腫の人はいますか?」という確認をする必要性はあると思います。

もし、「家族(親族)に血管腫の人がいる」と言われた時には、遺伝性の可能性があるので、Drにきちんと聞いてみて欲しい、と答えるべきでしょう。

また、単純性血管腫ではなく、海綿状血管腫などの遺伝については、引き続き調べていく必要がありそうです。

情報は重要ですが、その示す意味についてはきちんと吟味する必要がありますね。
血管腫が遺伝する場合もある、という情報が独り歩きするのは、現時点では間違った事であると僕は考えます。

「少数の遺伝家系」でも「家族性の物」でもない多くの血管腫は遺伝しない、という事です。
その事を、きちんと説明できるようにしていかなければなりません。

僕も、今回の事で勉強になりました。情報をきちんと集めるという事はとても大事ですね。

ナカタニさん、ありがとうございました。